- 2016年1月18日
お茶は急須で飲むのが良い。
お茶は急須で飲むのが良い。
ペットボトル入りのお茶が登場して以来、私は、外で清涼飲料水を買うときはいつも、緑茶を買うようにしている。砂糖が入っていないこともあるが、緑茶の程よい苦味が、ただの水を飲むより満足感が大きい気がするのだ。
先日、入間にあるお茶屋さんを訪ねる機会があった。
狭山や入間、所沢は、日本三大銘茶のひとつ、狭山茶の産地として知られている。
「色は静岡、香りは宇治よ、香りは狭山でとどめさす」と言われているらしい。
そのお茶屋さんの若旦那が言うには、狭山茶は、茶園ひとつひとつで製法が違い、味に違いが出て来るのが、他の産地との大きな違いらしい。
「急須で淹れるお茶は、ペットボトルのお茶とは全然違いますよ」
という若旦那の声に促され、狭山茶を購入して帰った。
仕事中、湯を沸かし、急須でお茶を淹れてみた。
若旦那の言葉を思い出して、沸騰したお湯ではなく、少し冷ましてから湯を注いだ。
甘い。そして、柔らかい。
ペットボトルで飲む工業製品のようなお茶とは、全く別物だった。
それから仕事中は、いつも急須をデスクに置くようになった。