• 2024年10月3日

☆「月刊 波」10月号に中野院長が載りました☆

【コメント本文】

 開院当初から「患者様のひとつひとつのご心配に、ご家族の方々と共に向かい合い、患者様の成長を見届ける医療」を目指してきました。当院の特徴の一つに在宅訪問診療があります。様々な基礎疾患を抱え医療的ケアを要するお子様を在宅で診ています。彼らの多くはてんかんの合併症があり、発作がコントロールされず難治の経過をたどっている例もありますが、発作を止めることだけに終始することなく、QOLを高めるには何ができるかご家族と相談しながら奮闘する日々です。てんかんには、自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症などの神経発達の偏りを合併する場合があります。また、神経発達に偏りのある患者はてんかん合併率が上がることが報告されています。当院では、てんかんの治療だけでなくこれらの合併症もトータルで診るようにしています。
 当院に来院するてんかん患者さんの多くは、乳幼児、小児期に発症して受診し、治療が、学童期、青年期、成人期と10年以上に及ぶ例も少なくありません。そんな中でてんかん治療を通じて彼らの人生に伴走できるのは医師として喜びです。てんかんをはじめ小児神経疾患でご心配がありましたら、どうぞ、ご相談ください。

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